こだま食堂が会計にFTC導入 中信初

発展途上国などの生産者の生活改善と経済的自立を目指して、公正な価格で取り引きするフェアトレード。その製品を取り扱う店を応援する電子通貨「フェアトレードコイン」(FTC)を松本市梓川梓の「こだま食堂」が導入した。店で会計する際、チップを上乗せしたり、応援のメッセージを添えたりして電子決済できる。
同食堂では店で提供するカレーや石窯ピザにフェアトレードのスパイスを使い、雑貨やお茶などの食品も販売。名古屋市の「フェアトレードマルシェ」が運営するFTCを知った店主の児玉陽子さん(50)は「好きな店をダイレクトに応援できて、お金の使い方が面白い」と共感、導入を決めた。加盟する全国のフェアトレード店で通販も含めて使用できる。中信地区で最初の店だ。
FTCはスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、店頭もしくは振り込みで現金をチャージして、QRコードを読み取って決済する。電子通貨「共感コミュニティー通貨eumo(ユーモ)」のシステムを使う。
お金を循環させるためチャージしたコインは3カ月で使用できなくなるが、期限が切れたコインはチップとして応援した分に応じてFTCユーザーに分配される。
「相手の幸せを願ってお金を使う“幸せの連鎖”が広がり、フェアトレードを知るきっかけにもなれば」と児玉さん。5月の世界フェアトレード月間に合わせて、オリジナルのスパイスミックスを販売予定。こだま食堂TEL0263・78・3958