「松本十二薬師をめぐる会」一区切り 年内に冊子

市民有志でつくる「松本十二薬師をめぐる会」(会長=飯島惠道・東昌寺住職)は11日、11回目の会を開き、十二薬師の3番札所である東昌寺の旧寺跡(白板1)など白板地区の旧道を巡った。これで、各札所や関係箇所を巡る活動に一区切りをつけた。同会は収集した資料をまとめた冊子を年内に発行する予定だ。
この日は約20人が参加。東昌寺跡は、明治14(1881)年の火災で寺が消失した場所で、飯島住職が残されている墓石などについて説明した。白板の道祖神や子育地蔵堂なども回った。
初回からすべて参加した百瀬富子さん(70、征矢野)は「コロナ禍で旅行もままならない中、地元でも知らない所、すてきな所を巡ることができ、癒やされた。本当に良かった」と話した。
松本十二薬師は、市内の薬師如来を祭る寺や堂12カ所の「札所巡り」。江戸時代中期に民衆に広がり、昭和初期まで行われていたとされる。同会は、一般に知られていないその存在に光を当てようと、2019年秋から活動を開始。コロナ禍で中止する時期もあったが、一部不明な箇所も含め12カ所を巡り、資料収集を行ってきた。
6月3日は「特別編」として、東昌寺で松本十二薬師についてのおさらいや、飯島住職のバイオリン独奏付きお茶会などを行う予定。また、冊子作製のための寄付も受け付けている。申し込み、問い合わせは幹事の横山さん(TEL090・1736・6771)へ。