松本初訪問診療クリニック 家で過ごす患者手助け

松本市蟻ケ崎5に、内科の訪問診療を主とする診療所としては松本で初という「訪問診療クリニック樹(いつき)」がオープンした。対象地域は松本市街地と、安曇野市、山形村、塩尻市の一部。必要に応じて主治医や地域の訪問看護ステーションと連携し、患者の自宅や施設を訪問、診療する。
所長の瀬角(せすみ)英樹さん(60)は、信州大医学部卒業後、松本協立病院や上田市の診療所、城西病院などで勤務。上田勤務時には「生と死を考える会」を立ち上げ、「死」に対する教育や啓蒙活動にも取り組んできた。
終末期や難病の患者と接するうち、「最期の時間を家で過ごしたいと思う人を支える手助けをしたい」と開業。「樹」の名には、地域に根を張り、在宅で過ごす患者が癒やされるようにとの思いを込めた。ゆくゆくは診療所で「いのちカフェ」と題し、死が近づいた人や家族たちの分かち合いや夢をかなえる場も開きたいという。
診療時間は原則、月~木曜の午前9時~午後5時で、病状などに応じて対応する。人工呼吸器管理や胃ろうなども含め「気軽に相談を」と瀬角さん。TEL080・1269・1118