北アルプス展望美術館で異種四人展

池田町会染の北アルプス展望美術館は6月20日まで、木版画、パステル画など異なる分野で制作に励む4人の作品展「異種四人展─風光る」を開いている。2室に計114点が並ぶ。
展示しているのは、塩入久さん(72、松本市元町)の木版画、松下英ともさん(49、同里山辺)のパステル画、大曽根俊輔さん(43、同中山)の乾漆(かんしつ)彫刻、山内清香さん(65、群馬県高崎市)の書。塩入さんが、交流がある3人に出展を呼び掛けた。
塩入さんは「水鏡」「夕焼松本城」など、近隣の風景に材を取った大作10点余を展示。「春霞」は版木を4版彫り進める技法で制作し、52色を使ったという。
松下さんは今回の展示用に新たに制作した「そらのしるしシリーズ」を出展。朝から夜までの空を9枚に描き分けた。「光を初めて意識して取り入れた」と話す。他に、樹齢2000年の桜の幹だけをモノトーンで描いた「樹憶(きおく)」なども。
大曽根さんは仏像制作の技法「乾漆」で作った大きなマナティーやゾウガメなど動物を題材にした10点。手のひらサイズのニホンカモシカの作品もある。
山内さんは、自身の詩や俳句をしたためたものなど。多くは陶器や陶板に焼き付けられている。
午前9時~午後4時半。一般600円、高大学生450円。月曜休館。同館TEL0261・62・6600