松本ラグビークラブに「お姉さんコーチ」

松本市の松本短期大学2年、深澤蛍(ほたる)さん(19、里山辺)は、自身も所属した幼児~高校生の「松本ラグビークラブ(スクール)」でコーチを務めて2年目。プレーヤーとしては高校生までで区切りを付け、短大入学と同時に指導者になった。「子どもが楽しくラグビーを続けてくれれば」と願う、優しい“お姉さんコーチ”だ。

高卒後 選手から指導者に

父親がラグビーをやっていた影響で先に弟が始め、深澤さんも小学6年生の時にクラブへ。「あまり興味はなかったが、だんだん楽しくなった」とのめり込んだ。中学生になると、飯田市の女子チームの練習に週1回通って力を付け、高校はラグビーが続けられる飯田女子に進学。1人暮らしをして競技に打ち込んだ。
「ラグビーは高校生まで」と決めていたが、その後も関わっていきたいと、卒業前に「スタートコーチ」という基礎的な指導者資格を取得。短大進学で松本に戻ったのを機に、再びクラブに顔を出すようになった。
練習は毎日曜の午前、松本市波田扇子田運動公園で。同クラブの窪田茂男代表(57、同市征矢野)は「OGが戻って来てくれてうれしい。後輩の女子のためにも、女性のコーチがいるのはありがたい」。
子どもが好きで、保育士になるため幼児保育学科で学ぶ深澤さん。合同で練習する「上高地ラグビースクール」の子どもたちを含め、主に小学3、4年生を指導する。「幼児と小学生は接し方が違う。まだ手探り」と言い、「こうした方がいい」と具体的にアドバイスすることを大切にしている。
「(体重や身長にかかわらず)どんな人でもプレーでき、チームの勝利のために、それぞれの役割を果たせるのがラグビーの魅力」
小さいころは人見知りだったが、ラグビーで人間関係が広がり、コミュニケーション力が付いたと自覚している。深澤さんは「子どもたちが楽しく続けられるように、よい環境がつくれたら」と、優しく声を掛け続ける。