【野遊びのススメ】#5 安曇野サイクルロゲイニング 自分のペースで楽しむ

安曇野市観光協会が4月から催している「安曇野サイクルロゲイニング」。自転車でチェックポイントの観光施設やフォトスポット、飲食店を回って写真を撮ると得点になり、上位者は賞品がもらえる。コースは自分で決め、観光をしながらマイペースで走れるのが魅力だ。参加は無料。約15キロの道のりに挑戦してみた。

観光して食べて撮影…得点は?

自転車に乗るのは久しぶり。市内16カ所で借りて返せる市のシェアサイクルを利用し、電動アシスト自転車にまたがった。景色を楽しみたいし、おいしいものも食べたい。
一緒に走ってくれるのは、市観光協会職員の仲野智代さん(29)。地図をもらい(ダウンロードもできる)、仲野さんのお薦めを聞いてコースを決める。どこからスタートしてもよいが、ゴールはJR穂高駅前の市観光情報センター。ここで最後に写真を見せ、得点を集計する。
気温は高いが、風が心地いい日。穂高駅前を出発し、穂高神社の花手水(6月末まで)で涼をもらい、境内で写真を撮って大王わさび農場(穂高)へ。北アルプスの山々や早苗田の水鏡など、美しい風景に心が潤う。一方、喉がからからに。4月にリニューアルオープンした同農場の「DAIO’SCAFE」に飛び込み、ライムのジンジャーエールを注文。「生き返った!」。写真を撮るのも忘れない。
安曇野スイス村(豊科南穂高)へは犀川の堤防道路を走る。緑が濃く、水の音も聞こえる。スイス村前の水田では「信州安曇野田んぼアート」の準備の真っ最中。稲で御嶽海関を描くといい、今月19日~9月26日に公開される。
おなかがすいた。スイス村の東の道を走り、「おやきの店うしこし」(豊科田沢)へ。何を食べようかわくわくしながらペダルをこいだが、無情にも「完売」。次回の楽しみにしよう。
先を急がず、安曇野を楽しみながらの自転車ちょこっと旅。この日獲得したポイントは250点。現在の最多得点者は5880点という。上位は無理そうなので、アンケートに答えた参加者に賞品が当たる抽選に応募した。市内施設のペア宿泊券が当たりますように。

【安曇野サイクルロゲイニング】 12月12日まで。チェックポイントは計68カ所。観光施設(10~155点)とフォトスポット(25~250点)は、地図に掲載されたのと同じ写真を撮り、飲食店(20点)は外観などを撮る。施設入場や食事、テークアウトで30点、写真をSNSに投稿すると100点(1回のみ)を加算する。
何回でも参加でき、春、夏、秋の各シーズンで得点上位3人に賞品を贈る。市観光情報センターTEL0263・82・9363