移住作家らの合同展「朝日村くらしのなかの六人展」

朝日村のクラフト作家ら6組は、6月の毎週金・土曜日に初の合同展「朝日村くらしのなかの六人展」を松本市五常の農家民宿「kajiya」で開いている。同村の草木を使ったものや、村内で出土した縄文土器の写真など計100点余りが並ぶ。
作品は染め織、染め物、革小物、布、木工、写真。木工は大型作品もあり、和紙製のひもで座面を編んだベンチは座り心地を確かめられる。農家としても独立している女性が出品した風呂敷は、自家栽培の綿花から糸を紡いで染めて布に織り上げた。温かい人柄が伝わってくるようだ。
木工と染め物のコラボ作品「ざぶいす」は高さ約17センチの小さな椅子。1カ所に動物の絵を抜染した藍染めの座面カバーが印象的だ。
こうしたクラフト作品の中、フィルムを使う大判カメラで接写した縄文土器のらせん模様や、腐っていくカボチャなど異色の雰囲気を放つ写真がある。土器の作品は「今も昔も同じ場所(朝日村)に流れる時間の不思議な感覚に引かれて撮影した」という。
同村出身の1人を除く全員が県外からの移住者で、近所付き合いから交流が始まったという6組。それぞれのプロフィルや思いを、各ブースのパネルで紹介している。今展の発起人で、8年前に鹿児島県・屋久島から移り住み、布を木版でデザインする鶴田希望さん(37、針尾)は「個性的で魅力的な人と作品を、多くの人に知ってもらいたい」。
午前11時~午後5時(27日も開催)。同店TEL0263・64・3387