江戸~明治の建物リノベーション 複合商業施設「和泉町伍蔵」が完成

松本市旭1にある、江戸から明治にかけて建てられた母屋と5つの蔵などをリノベーションした複合商業施設「和泉町伍蔵」が完成した。入るテナントはレストラン、花店、アウトドア店、エステサロン、ヘッドスパサロン、自転車店の6店。奥行きがある敷地には庭園もあり、訪れた人の心を和ませる。
場所は国道143号沿い、「城東二丁目」信号の北約450メートル。
蔵を所有する穂高進さん(71)の先祖は穀物商を営み、明治からはお茶に変えたが、進さんの祖父の代で廃業。蔵で下宿などをした時もあったが、近年は使わなくなり修繕費がかさんでいた。
定年退職した進さんは「駐車場にでも」と考えたが、次女の千恵美さん(36)から「待った」がかかった。「壊すのは簡単だけどもったいない。残して活用したい」。その思いを受け入れ、方法を模索。全体のデザインなどは専門家の手を借り、テナントは自分たちで決めることにした。
2017年に計画に着手し、テナントを募集。18年にまず千恵美さんがエステとアロマの店を開いた。見学には市内外から100人以上が訪れ、正式な申し込みも多数あった。その中から「人柄の良さ、熱心さ、やる気を感じた人」を選び契約したという。
千恵美さんは「漠然とした理想はあったが、思っていたよりカジュアルでエネルギッシュな場所になった。みんなに楽しんでもらいたい」と話す。
営業日や時間などの問い合わせは各店舗へ。