長性院本尊ご開帳に合わせ牛越さん初の仏画展

松川村の牛越克巳さん(81)は19日まで、自身初の仏画の個展を大町市大町の長性院で開いている。仏画を描いて20年になり、墨絵や版画、切り絵などさまざまな味わいの48点を、同寺の本尊、聖観(しょうかん)世音菩薩(ぜおんぼさつ)の7年に一度のご開帳に合わせて展示した。
笑顔で合掌したり、お鈴を鳴らしたりする丸顔の小坊主たち。その周りに花が咲き、小鳥が歌う。背景には牛越さんの言葉やお経。きりっと鮮やかな切り絵や柔らかな質感の版画など手法は異なるが、思わず笑みがこぼれるような作品ばかりだ。
牛越さんは、自身が講師を務める絵手紙教室に通っていた長性院住職の藤井俊道さんに誘われ、午前6時に寺の鐘を突き、約20分間の読経を続けている。読経した日は6年間で約1500日を数え、「心が落ち着き、生活のリズムも整う」という。
旅先では必ず寺院に立ち寄り、御朱印帳は現在7冊目。写仏から始め、次第に独自の作風を作り上げた牛越さんは「絵を見て温かい気持ちになってもらえたら」。
午前9時半~午後3時。入場無料。