山雅後援会の資源ごみ回収「エール」サポーターや住民に浸透

松本山雅FCを支援する山雅後援会の資源ごみ回収事業、YELL(エール)(YamagaEco-LogyLink)が順調だ。試合日のスタジアムに加え、街なかの常設の回収ステーションに持ち込まれる量が増え、コロナ禍の昨年も事業全体の収集量が伸びた。後援会は、さらに常設ステーションを増やすことを検討している。
資源ごみは、試合日のサンプロアルウィンに回収所を設けるほか、常設ステーションへの持ち込みもサポーターや地域住民に呼び掛けている。リサイクル会社「しんえこ」(松本市島立)が協力し、分別には障害者も参加している。
事業は2013年に始め、初年度の回収量は441トンだったのが、8年目の昨年度は10倍を超える4680トンになった。
昨年は、コロナ禍で観客数が激減したにもかかわらず、前年から400トンほど増えた。常設ステーションへの持ち込みが多かったためだ。後援会の風間敏行専務理事は「ステイホームで家の片付けをし、出た資源ごみを持ち込む人が多かった」と見る。春の大型連休は、コンテナからあふれるほどだったという。
「エール事業が住民の間で浸透していることの表れ」と風間専務理事。現在は松本、塩尻、安曇野、伊那の4市と山形村に計17カ所設けているステーションを、増やしたい考えだ。
事業の収益はクラブに寄付するほか、障害者施設への委託費などに充てる。
風間専務理事は「始めた頃はSDGs(持続可能な開発目標)という言葉はなかったが、エールはそれだと思う。サポーターや住民の身近なところでできる。広げていきたい」と話している。