松本大サッカー部マネジャー奮闘

北信越大学サッカーリーグ1部(10チーム)の強豪で、全日本大学選手権(インカレ)や全日本大学トーナメント出場を目指す松本大。選手50人超のサッカー部を陰で支えるのは、3、4年生4人を中心とするマネジャーたちだ。今春に待望の1年生2人が加わり、選手と共に全国の舞台を目指して戦っている。
全日本大学トーナメント北信越予選の準々決勝が松商学園総合グラウンド(松本市新村)で行われた12日。松本大のマネジャー6人はホームチームとして大会本部の運営を担い、公式記録の作成や試合前のマッチミーティングの司会も務めた。
選手より早く会場入りし、ボトルに水を入れていたのは3年生の新井めいさん(21)。この日はスタメンのほか、ベンチ入りの選手など計22人分のボトルを用意した。以前はグラウンドの周りにボトルを何本か置けばよかったが、コロナ禍で回し飲みが禁止に。
多い時は、スタッフの分も合わせて約60本にもなるといい、試合直前にはボトルに氷も入れ、「暑いけど頑張って」と選手を送り出した。
唯一の男子で1年生の新人でもある横山晃大さん(19)に、公式記録の書き方を教えていたのは3年生の丸山実優さん(21)。小学生のころに女子サッカーチーム「松本ウィング」でプレーし、中学、高校ではソフトテニス部。「プレーヤーとしてはやりきった。今度は選手を支える側に立ちたい」とマネジャーを志望した。「チームが勝った時は選手のようにうれしい」
同じ3年生の柳沢歩さん(20)は、小学生の時はピアノと合唱、中学、高校は吹奏楽に熱中した文化系女子。サッカーのルールも知らずにマネジャーになった異色の経歴を持つ。全国大会への憧れが人一倍強く、音楽で果たせなかった夢の実現をサッカー部に託す。
この日は1年生の平野莉々佳さん(19)と一緒に選手のプレー写真を撮影し、同部の公式インスタグラムに投稿。ツイッターでも試合を速報した。
大会本部で運営責任者を務めた4年生の北原ひかるさん(21)は「私の代は1人だけで大変だったが、頼もしい後輩がいて助かる。選手が練習や試合に専念できるように、私たちも全力でサポートしたい」と力をこめた。