朝日村産素材のクレープ 「おいしい農産物知って」

元地域おこし協力隊員・宮本さん キッチンカーで販売

キッチンカーで移動販売する朝日村のクレープ店「ハチコクレープ」が毎週木曜午前11時半~午後1時半、村役場前で営業を始めた。店主は今年3月まで同村の地域おこし協力隊員を3年間務め、本紙コラム「風の音」も執筆した宮本有紀さん(24、古見)。「村のおいしい農産物を、多くの人に知ってほしい」と張り切っている。
初日の6月24日は、休憩時間中の村職員や、以前に講座で宮本さんに料理を教わった村民らが次々と来店。「有紀ちゃん、マヨネーズ少なめでお願い」「後で取りに来るから、注文だけいい?」などと声が掛かり、「もっと野菜をたっぷり使った物もあれば」と新メニューのリクエストも。
岡山市出身の宮本さんは協力隊員になった当初、「観光の仕事がしたい」と考えていたが、住民らと触れ合う中で「個人で飲食の仕事をしている人たちが、キラキラして見えた」と方向転換。
「村が好きになった。居場所もでき、ここで生活する自分が想像できた」と任期後に、季節の果物や野菜を使うことで村のPRもできるクレープの移動販売をしようと決意。任期中に休日を利用し、スキー場やイベント会場などで営業を始めた。
キッチンカーの内装は村内の木工作家に依頼し、「村の風景に合い、自然を感じる」(宮本さん)ものに仕上がった。クレープの材料は、村内の農家に声を掛けて仕入れる。松本、塩尻市などでの出店も少しずつ増え、リピーター客も。「つながりが、さらに広がってきている」と宮本さん。
出店情報は「ハチコクレープ」のフェイスブックページやインスタグラムに掲載している。