書や陶芸 81歳瀧澤さん初の個展

県書道展に作品を発表し、作陶にも励む瀧澤悦男さん(81、生坂村)は17~20日、安曇野市穂高の碌山公園研成ホールで、初の個展を開く。半世紀以上続ける書は、経や和歌などを題材にした23点。中信美術展にも出展している陶芸は30点以上を並べる。
書を始めたのは20代後半。勤務していた旧国鉄の書道研究会に所属し、「仲間で切磋琢磨した」と言う。松本市内の書道教室でも学んだ。
写経は38歳の時、兄が亡くなったことをきっかけに始めた。中国・北京で買い求めた経集をお手本にしたものも多い。この中の金光明経、大般若波羅蜜多経などは、回を重ねて書いたという。
5年ほど前からは仮名文字をメインに。「文字数の多い経を正座して書くのは、体力的につらくなってきたので」と苦笑する。
会場には写経をはじめ、百人一首から90首ほどを抜粋して1枚に収めたものや、新元号の出典元となった万葉集巻五の「梅花の歌三十二首」の序文に、同歌集の数首を添えた作品などを展示する予定という。
陶芸は40代で始めた。奈良の東大寺正倉院に代表される校倉(あぜくら)造りを模した大きな花入れや、緑釉(りょくゆう)を用いたものなど多彩。近作の水差しや抹茶茶わん、湯飲み茶わんなども出品する。
午前10時~午後5時(20日は4時)。同ホールTEL0263・82・0769