子どもの留守番注意点 松本署に聞く

夏休みは子どもだけで留守番をさせる機会があるかもしれません。玄関のインターホンが鳴っても出ない、すぐに連絡が取れるようにしておくなど約束や準備をしていても心配は尽きないと思います。留守番中に子どもが事件・事故に遭わないための対策を、松本署生活安全第一課防犯指導係の宮澤昌平係長(35)に聞きました。見守りサービスや「わが家のルール」と共に紹介します。

日頃から注意を払い事件や事故防ごう

★管内の被害
今年1~5月の「空き巣」の被害件数は3件、夜間家人などの就寝時の「忍び込み」は2件。子どもや女性に対する声掛け(通学途中などに背後から付きまとう、話し掛けられる)などの相談も寄せられていますが、子どもの留守番中の被害届はありません。
★対策
事件・事故は未然に防ぐことが大事です。留守番中の子どもが犯人と鉢合わせないためにも、日ごろから自宅周辺に注意を払うなど防犯意識を持ってください。防犯対策=表=については子どもと確認しておきましょう。
県警の「ライポくん安心メール」では、県内で発生した18歳以下の子どもに対する声掛け事案、性犯罪等の発生・検挙解決情報、防犯、交通事故、防災に関する情報を配信しています。犯罪から守るために役立ててください(登録方法は県警サイトに掲載)。
★親子の約束
「不審者」は、一見普通の人というケースも多いです。子どもの性格によっては、知らない人に自分から話し掛けて名前や学校名を名乗ったり、家庭環境を伝えたりする場合もあります。
小学校では低学年に防犯教室が行われ、警察官とスクールサポーターから指導を受けますが、家庭で注意を重ねることも大切です。
また、親の不在時は想定外の行動をしがちです。例えば母親のまねをして包丁やコンロを使ったり、工作に夢中になってカッターでけがをしてしまったり…。必要な約束事を話し合っておきましょう。
腹痛や嘔吐(おうと)など体調に異変があったときの連絡先の確認、地震が起きた場合に助けを求められる近所の人なども決めておくと安心です。

母親に子どもとの約束事を聞きました。
◇自宅付近で小学生の女児が付きまとわれたと聞き、家に防犯カメラを設置した。空き巣犯に「1人ではないかもしれない」と思わせるため、必ず玄関で「ただいま」を言わせている(子ども小学1、5年)
◇帰宅して玄関のドアを開ける前、後ろに誰もいないことを確認させている(小学3、6年)
◇やけどが心配なので、留守番中はお湯と電子レンジは使わないように言っている」(年中、小学4年)
◇窓が多い家なので地震が起きたら外に出るよう言ってある。110番通報の時に話す内容を指示した紙を壁に貼ってある」(年中、小学3、6年)

見守りサービス 安心につなげて

さまざまな子どもの見守りサービスが登場しています。
セコムのココセコムは、子どもが持つ端末の位置を親のスマホで検索できるほか、▽緊急時に通報ボタンを押すとセコムに通報▽家族の要請を受けたときは緊急対処員が駆け付ける▽端末を振動させて安否確認などができる(オプション含む)。防水仕様。月額1320円~、加入料金など別途必要。セコム上信越松本支社TEL24・0756
ドリームエリア(東京)のみもりは、子どもの居場所確認の他、設定した活動範囲から外れた場合に自動で親のスマホに通知。音声で子どもに直接帰宅を促したり、危険を知らせたりする機能がある。月額748円、端末8580円。
ビーサイズ(横浜市)のGPSBoTも居場所や行動履歴の確認、普段の行動範囲を離れたら自動で知らせる機能がある。月額528円、端末5280円。

留守番中の防犯対策

●玄関や窓には在宅時も鍵をかける。
●知らない人が来ても玄関を開けない。
●電話やインターホンには出ない(留守番電話にしておく)。
●テレビや照明をつけて在宅をアピール。
●万が一侵入されたら安全な場所へ逃げる。
●出掛けるときは防犯ブザーを携帯する(家族に外出先を伝えておく)。
●異変を感じた時点で110番通報をする。