塩尻にコミュニティーFM 10月開局準備進む

塩尻市と朝日村を主な放送エリアとする、新しいコミュニティーFM局の開設準備が進んでいる。同市の大門三番町にコンテナハウスのスタジオを設け、片丘の山麓線沿いに送信アンテナを建設した。「地域に密着した情報を、タイムリーに放送する」といい、10月の開局を目指している。
行政からのお知らせや、気象や暮らしなどの情報、音楽や文芸などの娯楽を24時間放送する予定。災害や防災の情報も、行政や警察と連携して伝えたいという。インターネットでも配信する。
6月22日に総務省信越総合通信局(長野市)から予備免許の交付を受けた。周波数は89.4メガヘルツ。局名はまだ決まっていない。松本市と山形村の一部でも聞くことができ、当初はエリア外の塩尻市楢川・北小野の両地区にも順次、拡大する予定。
昨年2月に地元の企業経営者や金融機関、支援者など13人が発起人会を開き、同7月に運営会社「しおじりコミュニティ放送」を設立。元通信工事会社経営の中村修さん(76、広丘原新田)が社長に就き、準備を進めてきた。
中村社長は「『1回目の放送が楽しみ』など、応援の声が届きうれしい。情報を通じて地域の活性化や安心・安全の役に立ちたい」とし、聴取者のリクエストに応じて番組を作ったり、受信機を配ったりすることも計画している。
コミュニティー放送局は、市町村単位を基本に開局が認められる。全国に約330局、県内には「FMまつもと」(松本市)、「あづみ野エフエム」(安曇野市)など8局がある。