【ガンズリポート】「ファン感謝デー」 交流楽しい時間

松本山雅FCが23日にサンプロアルウィンでは2年ぶりに開いた「ファン感謝デー」。トップチームの選手とスタッフが参加し、普段見せないプレーや、リラックスした言葉や表情で、約1500人のファン・サポーターを楽しませた。

貴重なプレー続出 質問にも答え

エキシビションマッチは、多くの選手が本来と違うポジションに。GKを務めたFW鈴木国友が横っ飛びでシュートをはじき出したり、前線に入ったGK村山智彦がクロスを放ったりと、“貴重”なプレーを連発。主審の名波浩監督は、直接FKでゴールを狙うハプニングで客席を沸かせた。
ファンの質問に答えるコーナーでは、FW阪野豊史が口ひげをそった理由について、「自分はひげが好きだが、妻にひげそりをもらったので」と照れ笑い。松本の印象を問われた鈴木は「外出すると必ず1人はサポーターに会う」と驚きつつ、「(もちろん)嫌ではない」と付け加えた。
5月に右膝を手術したDF田中隼磨が、トークショーに登場。「術後は順調にきている」と報告した。横浜F・マリノス在籍時にジュビロ磐田の選手として対戦した名波監督について、「山雅のいいところに、経験を加味してほしい。支えていきたい」と、復帰後を見据えた。
初めて感謝デーに来場した矢ケ崎正徳さん(54、下諏訪町)は「真剣に戦う選手の姿しか知らなかったが、人間性が感じられた。応援する気持ちが違ってくる」。菅沢真理さん(松本市庄内)は「楽しめた。これからの試合に期待したい」と話していた。