有機野菜使用の取り組みは 四賀給食センター見学

学校給食に有機無農薬野菜の使用や地産地消の推進などを求める市民団体「松本市の学校給食をなんとかしたい会」は、四賀小学校に隣接する四賀学校給食センター(同市会田)の見学会と給食試食会を開いた。15人が参加。出来たてを味わいながら、幅広く意見交換した。
同会は、学校給食や食育について考え活動する5団体のメンバーと市民有志で5月に発足。同市は波田、梓川地区それぞれの学校給食センターの老朽化に伴い検討されてきた統廃合計画を見直し中で、同会は6月に市議会に陳情書、市長と教育長宛てに要望書を提出した。
市内の給食センターの視察と見学は初めて企画した。同センターの植田迪子(みちこ)栄養教諭は、2軒の有機野菜農家から仕入れている話やその苦労、良質な調味料へのこだわり、単価を抑えオリジナル性のある手作りデザートなどの独自の取り組みについて説明。「市内5センターの中でも230食程度と小規模で、好条件が重なってこうした給食を提供できている」と話した。
参加者は調理室をガラス越しに見学した後、「土用の丑(うし)の日」にちなんだ献立の、国産和牛の牛丼、地元の有機野菜を使った梅じゃがサラダなどを試食。「有機野菜の全体に占める割合は」「野菜の発注方法は」などと盛んに質問し、「完全有機の給食を1日だけでも提供できないか」との声も上がった。
3人の子どもを持つ北野佑子さん(40、島立)は「同じ市内でもセンターによってかなり違うと感じた。四賀のような取り組みが市全体に広がってほしい」と話していた。