市中央図書館で五輪パラ関連展示

前回東京の記念グッズなど

松本市中央図書館(蟻ケ崎2)は26日まで、1階ロビーでオリンピック、パラリンピックに関する展示を行っている。中でも目を引くのは、務台秀夫さん(68、蟻ケ崎)所蔵の1964年東京五輪の記念グッズだ。
展示品は、20年前に78歳で亡くなった務台さんの父、憲治さんが保管していたもの。東京の親戚のつてで入手した入場券をはじめ、現地で購入した記念硬貨や風呂敷などの記念グッズ、松下電器産業(現パナソニック)が「ナショナル」の自転車購入者に送ったあいさつ状と、祭典を収録したソノシート(ビニール製レコード)や絵葉書、警視庁純銀記念メダルなど、珍しい品々が並ぶ。
また、憲治さんが撮影した市内の聖火リレーの写真には当時の街並みが映し出され、隣に掲示した信濃毎日新聞に載った区間や走者の名前とともに、興味深そうに見る人も多い。
憲治さんが亡くなった時に、いったんは処分しようかと思ったという務台さんだが、大切に保管したことで大勢の人の目に触れる機会ができ、「おやじも喜んでくれるかな」と笑顔。
7月31日は務台さんが所有する機材で「東京五輪1964」の8ミリフィルム上映会を同館で行い、約20人が参加した。務台さんは「日本中が活気づいていたころの雰囲気を味わってもらえればうれしい。今回の五輪が無事に終了することを願う」とあいさつ。中田勝夫さん(56、女鳥羽)は「昔の物なので、もっと色あせているかと思っていた。東西統一ドイツの旗の映像は初めて見た」と話していた。同館TEL0263・32・0099