白馬に元気を届けます! 高校生2人が「地域応援SKYフェス」企画

フェスを企画 白馬高3年 吉村未来さん、笹川笑子さん

北アルプスの絶景を背景に、満面の笑みでポーズを取る高校生2人。「大好きな白馬村を自分たちの力で元気にしたい!恩返しがしたい!」と17日、白馬岩岳山頂でイベントを開く。その名も「地域応援SKYフェス~10代の私たちが地域のみなさまに元気を届けます~」。
2人は、白馬高校国際観光科3年の吉村未来さん(17)と笹川笑子さん(同)。「スポーツビジネス」の授業で白馬の現状について調べるうちに、地元の飲食店や宿泊業が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて厳しい状況にあることを痛感。「何か役に立ちたい」と企画した。
資金はインターネットを通じて募るクラウドファンディングで集めた。青春時代を過ごす白馬への愛情があふれる2人が知恵を絞ったイベントとは─。

村への愛情大きな一歩に  若さあふれるダンスや演奏

「地域応援SKYフェス~10代の私たちが地域のみなさまに元気を届けます~」の会場は、白馬岩岳の山頂カフェレストラン「スカイアーク」の脇。バンド演奏やヒップホップダンスのほか、キッチンカーの出店、オリジナルグッズの販売などを計画している。
出演するのは、吉村未来さんが所属するバンド「白馬CapriceSHOW」、白馬高校卒業生でつくるバンドユニット「RaiceTone」、村内のヒップホップダンス「MHS」、同高と小谷中学校の吹奏楽部など。2人がそれぞれに声を掛け、協力を取り付けた。

SNSで発信企業など協力

吉村さんは愛知県出身。スキーを本格的にやりたくて白馬村に越してきた。暮らし始めてまだ2年半しかたっていないが、村人たちの優しさや温かさに触れ、村が大好きになった。高校では軽音部に所属。イベントなどに呼ばれる機会があったことから「いつか自分でもイベントを開けたら」という思いがあった。
生まれも育ちも白馬村の笹川笑子さん。実家が宿泊業を営んでいることもあり、コロナ禍による苦境を目の当たりにしていた。
思いが重なって動きだした2人。場所は、最近人気が高まっている岩岳マウンテンリゾートに決めた。ただ、2人ともイベントの企画・開催は初めての経験。同リゾートを運営する岩岳リゾートやアウトドア用品大手のスノーピーク(本社・新潟県三条市)といった企業に企画書を持ち込んで協力を依頼するなど、手探りで進めた。
「自分たちの知識だけではどうにもならないけど、いろんな人の力を借りれば何とかなる」と吉村さん。開催に向けた準備に全力を尽くす日々が始まった。
インスタグラムやフェイスブック、ツイッターで思いや活動を発信。すると、活動を知った企業や団体から協賛の申し出が寄せられ、県外の同世代からは応援メッセージも届いた。イベントに関わる機材や宣伝、準備にかかる資金は自分たちでは賄えないため、クラウドファンディングを通して集めた。
「やりたいことがあっても、いつも一歩を踏み出せずにいた」と吉村さん。「2人の活動を発信することで、誰かの一歩を後押しできたら」と話す。同じく、積極的にものごとを進めたり行動したりしたことはなかったという笹川さんも「村のためになれば|との思いで行動できていることに自分の成長を感じる」と話す。

当日は午前10時半~午後3時。入場無料(ゴンドラ代別途)。県内の高校生は学生証提示でゴンドラ代無料。詳しくはインスタで。