「子ども食堂」知って YouTubeで実況し発信

経済的に困窮する家庭や孤食などへの対策として全国で増えている「こども食堂」。名前を聞いたことはあっても、いつどこでやっているのか、自分は利用できるのか…と悩む人もいる。そんな人向けに、こども食堂の様子をYouTubeで明るく実況し、発信している人が松本にいる。
「バンズは特注を使ってます」「おいしそうですよねー」。5日夕、塩尻市広丘野村のレストラン「ハワイアンカフェフララⅡ」で、店自慢のハンバーガーを持ち、スマホに向けて実況する男性の姿があった。
松本市里山辺の藤原一世さん(41)。3児の父で食育指導士の資格も持つ。厨房(ちゅうぼう)機器などを販売する会社の営業職として働く傍ら、NPO法人「ホットライン信州」が運営するこども食堂などで、ボランティアで調理や食育指導に関わってきた。
「食堂の情報が必要な人にまで届いているのか」という疑問から、YouTubeを始めた。テーマは「子ども食堂をエンターテインメントに」。
仕事柄、飲食店を回る機会も多く、昨春からはコロナ禍で売り上げが落ち、困窮する姿も見てきた。飲食店の支援と「地域の各飲食店でも、こども食堂的なものができたら」との思いで、6月に講演活動などで得た1万円を松本のラーメン店に寄付。子どもが無料でラーメンを食べられる企画を動画でアップすると、客などからも寄付の動きが広まった。
現在は第2弾をフララⅡで展開中。藤原さんと、松本平のポータルサイト「ぐるっと松本」を運営する濱尭二(たかし)さんが寄付した2万円をもとに、「子どもハンバーガー」を先着100人に無料で提供する。「きっかけがないとできないのでありがたい。発信力に期待している」と、フララⅡの横山智博オーナー。
無料サービスは、保護者の同伴と飲食が必要。詳しくはYouTube(「いっせ~の!教えてこども食堂」で検索)で。