安曇野の40代カップル 健康マージャンで愛育みゴールイン

二人三脚 人生の「和了」目指す

「賭けない、飲まない、吸わない」を標榜する「健康マージャン」をこよなく愛する安曇野市豊科南穂高の朝比奈照久さん(48)と中嶋玲子さん(48)が「麻雀(マージャン)の日」の8月1日に結婚した。
2人は1972年10月1日生まれ。生年月日が同じなら、血液型もO型で一緒だ。こんな双子のようなカップルがマージャンの対戦で出会い、マージャン卓を囲みながら愛を育んできた。
結婚を、マージャン用語で例えたら?2人に聞くと、朝比奈さは「緑一色(リューイーソー)」、中嶋さんは「地和(チーホー)」と、ともにそろえるのが難しい役満を挙げた。その心は…。「緑一色」は緑色の6種のマージャン牌(はい)だけをそろえる。朝比奈照久さんはかつてこの役を振り込んだことがあり、「見た目もきれいな役満でツモ(壁牌から牌を持ってくること)り返した気分」。中嶋怜子さんは「まさか」という気持ちを、最初のツモであがる「地和」に例えた。

「緑一色」は緑色の6種のマージャン牌(はい)だけをそろえる。朝比奈照久さんはかつてこの役を振り込んだことがあり、「見た目もきれいな役満でツモ(壁牌から牌を持ってくること)り返した気分」。中嶋怜子さんは「まさか」という気持ちを、最初のツモであがる「地和」に例えた。

結婚報告兼ねた記念大会を開催

今月8日、朝比奈さんと中嶋さんが所属する健康マージャンサークル「くれき野」の拠点(松本市小屋南)で、2人の結婚報告を兼ねた記念大会が開かれた。
この日は自分の順位を事前に予想して順位を決めるなど、中嶋さんが考案した特別ルールで実施。朝比奈さんと中嶋さんは仲間への感謝の気持ちを込め、より多くの人と対戦できるよう卓を囲んだ。
終了後、2人は「マージャンのおかげで結ばれた」と報告。サークルに未来ビジネスカレッジパティシエ・ブーランジェ学科の講師がいる縁で、引き出物は同校の生徒が作った牌の形の和菓子。サプライズで、同じく同校の生徒が作ったマージャン卓、牌、点棒などをかたどり、朝比奈さんが好きな役満「国士無双」、中嶋さんが好きな「緑一色」の完成形をデザインした「ウエディングケーキ」が2人に贈られた。
「中嶋さんが引っ張り、包容力のある朝比奈さんが付いていくのかな」と、くれき野代表の堤保子さん(72)。2人が出会ったころに所属していた健康マージャンサークル「縁ジョイ」代表の岡田和彦さん(62)は「守りの朝比奈さんと攻めの中嶋さん。ベストカップル」と祝福した。

誕生日に血液型共通点に親近感

2016年春。朝比奈さんと中嶋さんは、マージャンの「対戦相手」として出会った。ゲームが始まって「東(トン)1局が終わらないうちに」お互いの生年月日と血液型が同じということが判明。「親近感が湧いた」という2人は以後毎週、一緒に卓を囲んだ。
「その年の誕生日を一緒に過ごしたかった」という中嶋さんの思いを朝比奈さんがくみ、以後、さらに2人の距離が縮まった。一緒にマージャンをする幸せを感じながらもなかなか結婚までたどり着けなかったが、2人は昨秋、中嶋さんの家族に背中を押されて決心した。
「何でも言うことを聞いてくれるところが好き」と中嶋さん。朝比奈さんは「言いたいことを言う彼女の性格が刺激的」と、どっしりと受け止める。
29日に開く健康マージャンの全国大会出場を兼ね、宮崎県に新婚旅行に出掛ける。「おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲良くマージャンをしていたい」。二人三脚で人生の「和了(あがり)」を目指す。