松本で写真展「瞬彩」

身近な自然が朝露や霜で輝くつかの間を捉えた写真展「瞬彩」が、松本市の中町・蔵シック館(中央2)で開かれている。17日まで。入場無料。
撮影は、自動車イベントなどを手掛ける関始さん(72、同市平田東1)。15年前、犬の散歩中にしゃがんだ時、草花に付いた朝露の美しさに気づいた。小さなきらめきをクローズアップで撮ることを始めた。
撮影場所は、自宅から半径1・5キロほどの範囲。露や霜が降りたり霧が出たりした朝、何でもない土手のタンポポやクモの巣が日光に映える。葉や花弁に付いた小さな真ん丸の水は清澄そのもの。「自然による蒸留です。雨水だとごみが入る」と関さん。
小さな水滴は日光ですぐに蒸発するので、「三脚を立てていたら間に合わない」。はかない輝きを、はいつくばるようにして手持ちカメラで撮ってきた。
今春、数十万に及ぶコマから選んだ写真集「瞬彩」(信濃毎日新聞社)を出版した。今回はそこに収録できなかったものを中心に40点ほどをパネルにして展示している。