ラーメン食べる幸せ多くの人に 食材使い分け“ハイブリッド”メニュー

高脂質で高カロリーのイメージがあるラーメン。安曇野市穂高で木下裕補さん(46)が営む「ラーメン仙」には、動物性素材を使わず、海藻、キノコ、野菜などの植物性素材だけのラーメンがある。もちろん、肉や魚を使ったメニューも。そんな「ハイブリッド」なラーメン店とは―。
植物性素材の「仙人麺」(880円)は、ベジタリアンからのリクエストで誕生した。昆布を多めに、シイタケ、タマネギなどでスープを取る。7月に発売した「安曇野野菜と塩こうじの冷製あえ麺」(990円)は、木下さんの知人が自然栽培した米のこうじを使って仕上げた。
元々、信州産の豚と野菜、信州サーモンなど地元食材を使い、化学調味料は使わないラーメンにこだわってきた。「食事は大事。いいものを口にした方がいい」と木下さん。植物性のラーメンもそうした考えから、試行錯誤を重ねて開発した。
「健康志向、ベジタリアンやビーガンなどの信条、アレルギー、宗教上の禁忌などで、肉や魚介類を使った通常のラーメンが食べられない人もいる。いろいろな人にぜひラーメンを楽しんでほしい」と木下さん。
小麦粉アレルギーがある人のために、通常メニューに220円プラスすると、グルテンフリーの麺に換えられるようにした。ニンニク、唐辛子、モヤシを使ったピリ辛の「ベトコンラーメン」(990円)も夜限定メニュー」として登場。木下さんは「ジャンクなベジタリアンメニュー」と話す。
ほかにも8歳までが対象の「おこさまらーめん」(200円)、70歳以上の高齢者向けの「少量オールディーズらーめん」(580円)など、「バリアフリー」な品ぞろえだ。「多くの人をおいしいラーメンで幸せにしたいから」。木下さんはこだわり続ける。
午前11時~午後3時。5~9時。月曜、木曜夜定休。TEL0263・75・0805