亀田屋酒造店純米大吟醸が仏鑑評会 県産米で最高賞に

松本市島立の亀田屋酒造店が醸造した「アルプス正宗純米大吟醸山恵錦」が、フランスで7月に開かれたコンテスト「KuraMaster」で最高賞のプラチナに輝いた。5月には国内の「全国新酒鑑評会」で金賞に選ばれた。いずれも初受賞だ。
「山恵錦」は県が開発した酒米の新品種。同蔵では4年前、伊藤大治さん(46)が杜氏(とうじ)に就任。鑑評会では醸造アルコールを添加した大吟醸酒の出品が主流だが、同蔵は「アルプス正宗純米大吟醸山恵錦」で最高賞を目指してきた。その目標達成に、蔵人らは蔵の伝統を引き継ぎながら新たな酒を醸したいと士気を高めている。
伊藤さんによると「食事に合わせておいしい酒」を目指す同蔵と山恵錦は相性が良く、華やかですっきりキレのある酒に仕上がった。同銘柄の「純米吟醸」も、「KuraMaster」と「全国燗(かん)酒コンテスト」(8月)のプレミアム燗酒部門で共に金賞を受賞。このほか「アルプス正宗純米吟醸美山錦」「亀乃世」が「全国燗酒コンテスト」の部門金賞に輝いた。
今後は受賞酒の品質をそのままお客に届けられるよう、貯蔵や流通管理などにも力を入れる方針。伊藤さんは「蔵の伝統を表現しつつ、消費者目線を大切にしていきたい」と話している。
各商品の詳細は同社ホームページに掲載している。TEL0263・47・1320