【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#12 玄米食のススメ

みなさんは1粒の種もみから何粒のお米が取れると思いますか。なんと3000粒とも言われています。こんなに効率的な作物は他にありません。小麦も優等生ですが、食べる時は粉にする必要があります。お米は皮をはいで煮れば食べられます。
白米派、玄米派、どちらでしょうか?私は大病するまでは完全な白米派でした。広告業界が長く、白米をがぶ飲みするような食生活で、食事時間が短いことを自慢していました。
自然農法で苦労しながら稲作をし、初めて小太郎米の玄米を食べた時の感動以来、玄米派です。玄米は白米に比べると、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富とされています。
ところで新米。稲刈りの時期になると、誇らしく「新米」のシールを貼ったお米が店頭に並び始めます。どうせなら新米を買うという方が多いのでしょう。ちょっと待ってくださいね。
サラリーマンの経験がある人は、新人時代に先輩と同行した時、「こいつはまだ新米で…」なんて言われてましたよね。そうなんです。米も新米より、もみ貯蔵で熟成させた方が味わい深いのです。新米をありがたく食べるのは最近のこと。昔の人(義父も)は新米を食べるのは春分の日からでした。
私は玄米派になって、よくかむことで食事時間がとても長くなりました。最近の研究ではよくかむことは認知症の予防になるそうです。今や私は、稲作という労働と玄米食で超健康です。みなさんもぜひ玄米!