松本深志高棋道部 囲碁団体 全国準V

松本深志高校(松本市)の棋道部囲碁班が、全国高校囲碁選手権全国大会(8月17~19日、東京)の男子団体戦(3人一組)で準優勝した。10大会連続19回目の出場で、過去最高の成績。個人戦でも3位になった主将の小野寺翔(かける)さん(3年)をはじめ、副将の飯島靖之さん(同)、樋口郁(かおる)さん(1年)も気負わずに平常心で臨み、好成績をつかみ取った。

県大会は10連覇 個人全国3位も

団体戦は42校が出場。各校が3試合する1次リーグで深志は全勝し、決勝トーナメント(8校)に進出。1回戦で修猷館(福岡)を2─1、準決勝は洛星(京都)を3─0で破り、決勝で前橋(群馬)に1─2で惜敗した。
予選の県大会(6月、松本市)は10連覇中と無敵だが、「全国は1次リーグを勝ち抜く『枠抜け』が大変」(顧問の藤牧淳教諭)。3人も当初は「枠抜けし、さらに入賞できれば上出来」と思っていたという。
コロナ禍で部活動は週1回になったが、「もともとインターネットを使った練習が多く、影響はそれほどなかった」と七段の小野寺さん。「個人戦は負ければ終わり。団体戦もそのつもりで臨んだ。いつも通りに打てば、おのずと力は出せる」との言葉通り、団体戦は6戦全勝。個人戦(出場82人)3位も「実力通り」と冷静に分析する。
中学で囲碁を始めた飯島さん(六段)は、8月上旬の全国高校総合文化祭(和歌山県)出場が「リハーサルになり、落ち着いて自分の流れで打てた」と言う。両大会で力を発揮し、今回も僅差で敗れた決勝以外は5勝。
樋口さんは、小学生の時にすでに四段の腕前。中学でいったん囲碁を離れ、高校入学と同時に再開した。ブランクはあったが、「エース(小野寺さん)がいるので気が楽。緊張しなかった」と3勝3敗と健闘した。
「囲碁は選択肢を考えるのが楽しい。間違えれば負けるし、正しい道を見つけるとうれしい」と魅力を話す3人。3年生の2人は「県で連覇を続けてほしい」との願いを託して引退し、1人だけの男子となる樋口さんは、部員の勧誘を始める。