世界的画家の多彩な作品 ミズテツオさん個展

安曇野市豊科南穂高のカフェ&ギャラリー「あづみのコミューンチロル」は30日まで、世界的に活躍する画家で、長野冬季五輪フィギュアスケート会場の壁画を制作したことでも知られるミズテツオさん(76、千葉県)の個展「ミズ文芸館展らん会」を開いている。油彩、水彩、詩画集などジャンルにとらわれない作品が多数並ぶ。
ミズさんは東京生まれ。20代初めにイタリアの画家モディリアニの絵に出合い、自身も絵画を始めた。1980~90年代はローマの教会の一つでステンドグラスを制作したり、欧州画壇で活躍したりし、国際的に名を知られた。船舶で使う国際信号旗に着想を得た幾何学的抽象絵画のフラッグシリーズも有名で、詩画集も手掛ける。
会場はその多彩な面が分かる展示で、絵画は、和紙に油絵具を吸い込ませるように描いた若いころの作品「子供のいる人間風景」から、水彩の近作「王妃」までがある。
3年前からパーキンソン病と闘うミズさんだが、昨秋には細長いキャンバス地に「永き世を生きて生きて又生きてなほ生きよといふ(後略)」の文字と自身の立ち姿、青い鳥などの絵を組み合わせて作品にした。
板と紙、青い布、木の枠などを組んだ作品にはまだ題名がなく、「『ネクタイらしきもの、あるいは…あるいは…』なんて具合かな」と笑う。
午前10時~午後5時(30日は3時)。火曜定休。同店TEL72・3322