新羅三郎語り継ぐ 三柱神社に銅像の解説板

安曇野市三郷明盛の三柱神社の氏子総代は、境内にある「新羅(しんら)三郎足柄山秘曲伝授像」の解説板を設置した。新羅三郎(源義光、1045~1123年)は平安時代の武将で、同神社の祭神の一柱。寄贈した人たちが高齢になり、詳しく説明できる氏子総代も少ないことから設置した。
解説板は高さ1.8メートルほど。60センチ四方のアルミ製の板に、新羅三郎の紹介や家系図などを記した。
6月から氏子総代らで資料を集めたり、宮司のアドバイスを受けたりして準備。9月初旬に完成した。
新羅三郎は笙(しょう)に長じ、豊原時忠に笙を、弟時元に秘曲を学んだ。後三年の役(1083~87年)に参戦するため、陸奥へ赴く際、時元の子、時秋に足柄山で秘曲を伝授したとされる。その場面が境内にある2体の銅像だ。
初代の像は、太平洋戦争中に供出。現在の像は2005年、新羅三郎の子孫で、同地区に住む二木氏の同姓8人が寄贈した。
同神社は、松本市を舞台にした映画「神様のカルテ」の撮影場所にもなり、遠方から参拝に訪れる人もいるという。氏子総代の下平晴一代表(74、三郷明盛)、丑山吉弘副代表(67、同)らは「歴史上の人物を語り継ぎ、知るきっかけになれば」と期待する。

新羅三郎足柄山秘曲伝授像。左が新羅三郎像