痛みに「エゴスキュー体操」

姿勢専門整体Life代表 小泉智嗣さんに聞く

慢性的な腰痛や肩凝りに悩みながら、薬ではなく何か別の解消法は|と探していると、運動で痛みを取るという「エゴスキュー体操」が目に留まった。どんな体操なのか、エゴスキューのインストラクターで「姿勢専門整体Life(ライフ)」(松本市深志2)代表の小泉智嗣さん(39)に特徴を聞き、代表的な体操を教えてもらった。

腰痛や肩凝り「筋肉を再教育」する体操

慢性的な腰痛や肩凝りに悩みながら、薬ではなく何か別の解消法は|と探していると、運動で痛みを取るという「エゴスキュー体操」が目に留まった。どんな体操なのか、エゴスキューのインストラクターで「姿勢専門整体Life(ライフ)」(松本市深志2)代表の小泉智嗣さん(39)に特徴を聞き、代表的な体操を教えてもらった。
「エゴスキューは、筋肉を再教育する体操です」と小泉さん。例えば、パソコンなど同じ姿勢が多く、体を動かさないと、使う筋肉と使わない筋肉に偏る。使わない筋肉は硬くなり、不自然に骨や関節を引っ張るようになり、その結果、骨や関節の位置がずれ、姿勢のゆがみや痛みの原因になるという。
また、使わない筋肉があると、それに代わって動く筋肉は負担がかかる。この状態で運動を続けることも痛みの原因に。正しい筋肉の使い方が大切だ。
「筋肉を再教育」というのは、この使わない筋肉を動かし適度な刺激を与え、本来の動きを取り戻すこと。眠っている筋肉が動くようになれば、筋肉に引っ張られていた骨や関節が元の位置に戻り、正しい姿勢に。血流も良くなり慢性的な痛みや体の不調が自然に解消するという。
アメリカの解剖生理学者ピート・エゴスキューさんがベトナム戦争での自身の負傷とその後のリハビリを元に、解剖学、生理学、生体力学の原則に基づき開発し、40年の実績がある。
小泉さんは、理学療法士として病院や介護施設でリハビリに携わる中、施設内だけでなく本人が自宅で毎日できるものをとエゴスキュー体操に注目。「姿勢を正すという明確なゴールがあるのと、高齢者や痛みのある人でもできるなどがポイントです」と強調する。
理想の基本姿勢は、正面から見て左右にある足首の関節、膝関節、股関節、肩関節が垂直、水平で、側面から見てこれらの関節が垂直に一直線上に並んでいること。
一方、体のゆがみのタイプは大きく捉えると▽骨盤のねじれ▽骨盤前傾▽骨盤後傾|の3つ。正しい姿勢は痛みの改善だけでなく、自然治癒力や運動能力の向上にもつながるため、自分がどのタイプのゆがみがあるかを知ることも大切という。
小泉さんは「運動は『運を動かす』こと。目標を持って体操を1つか2つでも習慣にすると姿勢が整っていき自分を助けてくれます。できる範囲で取り組んでみて」と話す。
姿勢専門整体LifeTEL080・2392・6681

◇理想的な基本の姿勢◇

◎肩関節、股関節、膝関節、
足首の関節が水平で左右対称

◎背骨がゆるいS字カーブを描く
◎耳、肩関節、股関節、膝関節、くるぶしが一直線上に並ぶ

◇エゴスキュー体操◇

・ねじれた骨盤を整える【寝るだけ体操】

あおむけになり椅子か台の上に両足を乗せ、足は握りこぶし1つ分ほど開く。両腕は体から45度くらい離して伸ばし、手のひらを上に。全身をリラックスさせゆっくり呼吸しながら5~15分保つ。
★ポイント
寝ている人の目線で、足先、膝、股関節が一直線上になるように

・骨盤前傾タイプ向けの【両腕まわし体操】

基本の姿勢になり、少し足を広げる。
②両腕を真っすぐ伸ばし肩の高さに上げる。手のひらを正面に向け、親指は伸ばし、他の指は第2関節から曲げる。
③手の甲を上にし、直径15~20㌢の円を描くように腕を前に回す。
④手のひらを上に向け腕を後ろに回す。各20回ほど。
★ポイント
肘が曲がらないよう腕の付け根から回す

骨盤後傾タイプ向けの【ネコとイヌ体操】

①椅子の半分くらいの位置に座り、足を握りこぶし1つ分ほど開く。爪先は正面に向ける。
②ネコが背中を丸めるイメージで首から腰までをゆっくり弓なりにする。
③②の姿勢から下腹を前に押し出し腰にカーブをつくりながらゆっくりと頭を上げ天井を向く。②と③の動きをゆっくり10回くらい繰り返す。
★ポイント
肩の力を抜いてリラックス