【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#15 みんなで収穫祭、田舎ライフ万歳!

古今東西を問わず、収穫は心躍るものです。大地と太陽と水、そして作物自体に感謝します。
例年、小太郎米を楽しみに待っていただいているお客様に、刈り取りの時期をお知らせしています。朝集合し、味の決め手と信じているはぜ掛けをお手伝いしてもらいます。いつからか、終わった後にピザパーティーをするようになりました。
自宅の中庭の一角にピザ窯まで作っちゃいました。といっても本格的に石窯を作ったわけではなくて、ホームセンターで耐火れんがを買ってきて積んだだけのものです。薪(たきぎ)は昨年せん定した木、着火剤に至っては庭の松ぼっくりで、お金がかかっていません。
生地の小麦粉は信州の地粉、酵母はブルーベリーで起こしました。畑で取れたトマトでソースを作り、同じくナスをトッピングして、焼き上がったらその辺に生えているルッコラをちぎって載せ、いただきます。
家族農業の弱点は人手の少なさです。自然農法のお米にご興味ある方をSNSで募り、田植えや草取りのお手伝いをしていただきました。そんなみんなでにぎやかに収穫祭です。
これが小太郎流のCSA(コミュニティーサポートアグリカルチャー)でしょうか。収穫もお得意様に手伝っていただくというもの。究極ですね。
大病がきっかけでしたが、都会から信州にやって来て良かったとしみじみ思う時です。
田舎ライフ万歳!