ワインコルク回収し他製品へ再生

「エコルクプロジェクト」立ち上げ

ホテルやレストランなどから出るワインコルクを回収、コースターやカレンダーなどに再生する。その名も「ecorkproject(エコルクプロジェクト)」。立ち上げたのは松本市の原田佳澄さん(36、双葉)。回収を通じて飲食店の活性化にもつながれば|と意気込んでいる。
20代の頃は同市内で飲食店を営み、日頃からワインを愛飲している原田さん。コロナ禍で外食もままならない日々の中、取り寄せたワインの箱に入っていたチラシから、コルクのリサイクル事業を知った。
東京では十数年前から、NPO法人「RE機構」が障害者の雇用機会確保の一環で、コルクの洗浄・選別といった作業や、再生コルクを使った商品づくりに取り組んでいる。コルクの他製品への再生工程は、老舗コルクメーカー「永柳工業」が担っている。
原田さんは「この辺りでは聞いたことがない。信州でも自分がぜひやってみたい」と一念発起。同NPO法人と同社からノウハウの提供や事業への協力を取り付け、9月に会社組織「ecork」を立ち上げた。
原田さんと長年交流のある五千尺ホテル上高地が、コルク回収協力の第1号として名乗りを上げた。「月に300個程度はコルクが出るが、これまでは廃棄していた。原田さんの新しいことを立ち上げるパワーに感心し、ぜひ協力したいと思った」と、同ホテルのホール支配人でソムリエの谷口充さん。
今後、多くの地元飲食店に声を掛け、賛同してくれる店でコルク回収を進める。回収場所となる飲食店を周知することで個人協力者が店に出向くきっかけにしたり、コルクから作った製品を提供してくれた店に購入してもらうことで事業としても成立させたりといった効果も見込む。
原田さんは事業の協力店を募集している。詳しくはウェブサイト(「ecorkproject」で検索)。