「希望の家」災害に備え炊き出し

ロケットストーブ使いカレー作り

災害時に役立てようと、松本市の障害者就労支援施設「希望の家」(双葉)が22日、芥子坊主山(けしぼうずやま)(岡田伊深)で炊き出しを体験した。利用者20人ほどが家族や地域ボランティアらと一緒に、秋空の下、カレーライスを作って味わった。
調理の火には、東日本大震災で活躍したロケットストーブを使った。普及に努める市民団体「自然エネルギーネットまつもと」が3台貸し出した。
大鍋に湯を沸かしたところに、1合分の米と水を詰めた炊飯用ポリ袋を複数投入し、30分煮て蒸らすと、ご飯が炊けた。残った湯でレトルトカレーを温めた。
ポリ袋は、なるべく空気が残らないようにして口元を縛るのがポイント。指導を受けた利用者が、丁寧に作業した。
蒸らす途中で破れた袋のご飯を味見した利用者は、「おいしい?」と聞かれてグーサイン。カレーを食べた1人も、「楽しく作った」と笑顔で話した。
施設の安助早織所長は「ロケットストーブにみんな興味津々。見たことがないもの、したことがないことを体験するいい時間になった」。この日は日頃習っているタープ張りも実践し、「(災害時に)助ける側にも回れることを経験できたと思う」と振り返った。