健康運動指導士・吉岡さんと試す―実践!松川中央公園のフィットネス遊具

松川村の松川中央公園(愛称・リンリンパーク)の一角「こもれび広場」に、あまり見かけない格好をした遊具がある。説明書きには「フィットネス遊具」とあり、記者は以前から気になっていたが、どのように使えばいいのだろうか?村スポーツ推進委員で健康運動指導士の吉岡明江さん(48)と一緒に、実際に試してみた。
同広場は2005年度に整備。健康づくりも兼ねて、多世代が使えるように設計されている。散歩やウオーキングにも最適な環境の中に設置されているフィットネス遊具は全6基。背や脚伸ばし、階段やスロープの上り下り、腕回しや自転車のペダルをこぐような運動、上下運動などが気軽にできる。
遊具メーカーのカタログによると、米国スポーツドクターの専門的監修による器具構成で、関節の柔軟性、筋力の回復や維持・向上、バランス感覚を養う効果などがあるという。
吉岡さんの助言を受ながら挑戦してみた。簡単に使えるものが多いが、サドルのない自転車をこぐ動きをする遊具は、バランスを取るのが難しい。こつをつかめば連続してできるようになった。どの遊具も、姿勢や立つ位置などを意識して使うと、効果がより期待できそうだ。
吉岡さんは「屋外の開放的な場所で、気持ちよく体を伸ばしたりほぐしたりできる。何もない場所で運動するのは難しいと思う人でも、遊具があれば取っ掛かりやすいのでは」と話す。
また、普段はやらない動きができるのも特徴で、「自分がどのぐらい動けるのか、確認の場にしてもいい。自身の体の状態を理解し、対策につなげるきっかけにもなるのでは」と、一歩踏み込んだ利用方法を説明する。
晴れた日は北アルプスや有明山などが眺められ、目や心の栄養補給にもなる。散歩やウオーキングで公園に来て、体を伸ばして帰る、といった習慣を身に付ければ、心身の健康に良さそうだ。
公園の中央付近には、靴を脱いで連続する突起物の上を歩く「健康快道」も設置されている。遊具と合わせて、「痛気持ちいい」感覚で足裏が刺激されるこの道を歩くのもいいかもしれない。
気軽に使えて健康意識の向上にも役立ちそうな公園のフィットネス遊具。この機会に挑戦してみては。

松川中央公園の 主な フィットネス遊具

「背のばしステーション」

【ベンチストレッチ】
背もたれ上部のハンドルをつかんでゆっくりと座り、腕と肩を伸ばす。
ポイント…ハンドルのつかみ方を内側、外側と変えると伸びる部分が変わるので、加減しながら工夫しても。
【肩ストレッチ】
背もたれ上部の横に伸びたハンドルをつかみ、ゆっくりと背中を伸ばす。
ポイント… 肩の前部分や胸が開き、猫背予防にも。

「パネルラダーステーション」

【背伸ばし】
バーをつかんで前かがみになり、背中を伸ばす。
ポイント… 腕は真っすぐ、尻を後ろに出すように。立つ位置を調整して伸ばしたい箇所を探るのもよい。
【腕立て棒】
バーをつかみ、立ったまま腕立て伏せをする。
ポイント… 肘を開いたり、脇を締めたりと腕の位置を変えて行っても。
【ふくらはぎ伸ばし】
爪先上がりのスロープに立ち、ふくらはぎを伸ばす。
ポイント… スロープに立つだけで、簡単に伸びて気持ちがよい。

「サイクルステーション」

【腕回し】
胴体の前にあるハンドルをつかみ、くるくると回す。
ポイント… おなかに力を入れて立ち、体の軸を保ちながら回すと体幹にも効きそう。緩急をつけたり回転方向を変えたりしてもよい。
【空中サイクリング】
手すりにつかまり、バランスをとりながらペダルを立ちこぎする。
ポイント… バランス感覚を養い、腰、膝の関節の柔軟性を強化。重心の位置をキープして。腕回しと合わせて行うと、程よい全身運動に。

「ステップバランス」

【ステップポッド】
高低差があり間隔の空いたステップの上をバランスを取りながら歩く。
ポイント… ステップ間の距離があるため、歩幅が必要。怖い場合は1歩ずつ確実に。