高校生が事業化に挑む「エヌイチ道場」 思い込めプレゼン

高校生が約4カ月かけて、自分で考えたビジネスプランの実現に挑む塩尻市のプログラム「エヌイチ道場」が始まった。10月31日には、起業家支援などをする市の拠点「スナバ」で中間報告会を開催。プログラムに参加する8組10人が事業アイデアと思いをプレゼンテーションし、聴衆からさまざまな助言を得た。
エヌイチ道場は昨年度に続き2度目で、本年度は東京都市大塩尻、松本県ケ丘、松本深志、長野西の生徒が参加。9月末から毎週、スナバのスタッフの助言を得ながら、アイデアを形にするまでの過程を体験している。
この日は、今後行っていく仮説検証のための協力者を得ようと、各自3分間のプレゼンと10分間の質疑応答に挑戦。
地方に住む小学生と都市部に住む小学生の経験格差を、オンラインの活用で解消したいとする男子生徒が、「教育に詳しい人の助言が欲しい。オンライン講師をしてくれそうな人を知っていたらつなげてほしい」と要望したり、小学生の自由なプログラミング体験を計画する女子生徒が、児童と保護者にアンケートへの協力を呼び掛けたりした。
イベントはオンラインとオフラインで行い、さまざまな職業の社会人や高校生が発表者の思いに耳を傾け、質問したり協力を約束したりした。
松本市街地に放課後の高校生の居場所づくりを目指す松本県ケ丘2年の田口壱星さん(17、原村)は「伴走者と一緒に、事業化に向けて具体的な行動ができているので、わくわくしている。年度内に居場所を立ち上げられたら」と声を弾ませた。
参加者は今後、仮説検証を繰り返しながら事業のプロトタイプ(原型)を作り、来年2月に発表する。