FDAで行く 松本─神戸の旅

フジドリームエアラインズ(FDA)の神戸線が、信州まつもと空港に就航して2年。8月末から1日2往復となり、利便性が高まった。異国情緒が漂う憧れの港町・神戸は、記者は30年前に一度行ったことがあるだけ。コロナも落ち着き、旅に出たい季節。10月27、28日に同線を利用して訪れた。

自宅から片道1時間半 楽な移動で行動広がる

信州まつもと空港にマイカーで向かい、無料駐車場に止める。2カ所で計520台が駐車できる。搭乗手続きを済ませて出発だ。
神戸までは往路が約1時間、偏西風に乗る復路はさらに早い。友人と2人で利用した塩尻市の女性(72)は、神戸の先は旅行会社のツアーで島根県の出雲大社や足立美術館など山陰地方を2泊3日で巡るといい、「飛行機は乗ってる時間が短く、体が楽。余裕を持って楽しめそう」と笑顔だ。
神戸空港からは、中心市街地の三宮までポートライナーで約20分。三宮(三ノ宮)駅は私鉄とJR計6社が乗り入れ、大阪や姫路までそれぞれ約30分と、周辺の観光地へのアクセスも便利だ。
中心市街地の観光エリアは▽三宮・元町▽南京町(中華街)▽メリケンパークなどのベイエリア▽旧外国人居留地▽北野異人館街─などがあり、三宮駅から北野異人館街へは徒歩15分ほど、そのほかは約10分で行ける。海と山が近い街だ。
FDA松本営業支店によると、松本─神戸線の利用率は平均33・4%(2020年4月~21年3月)。今年9月は29・1%だったが、緊急事態宣言解除後の10月は69・6%と一気に上昇した。
他社の路線で那覇空港(沖縄)にも乗り継ぐことができ、旅行会社が企画した松本発着の沖縄ツアーは、11月~来年1月まで400人超が予約(10月末現在)する人気という。臼井久美子支店長は「関西圏への拠点として、さまざまな使い方ができる。旅行の可能性や仕事の利便性を広げていただければ」と話す。

松本市内の自宅から神戸空港まで、移動だけで片道1時間半。午前中には神戸に着き、復路の午後便の出発は5時と滞在時間も長い。「関西の奥座敷」と呼ばれる有馬温泉に、日帰りで立ち寄ることもできた。
帰りに元町駅近くの精肉店で購入した神戸牛は、その日の夕食に家族に食べてもらうことができた。重い荷物があっても、空港からマイカーで帰れるから楽ちん。松本─神戸線は、旅行や仕事の幅を大きく広げてくれそうだ。

【運賃】
大人普通2万6000円、小児(3~11歳)普通1万3000円
ウェブ予約限定の「ひょいとe割」(空席予測に応じて最大約84%引き)、「バースデー割」(誕生月に利用可能、最大75%引き=同行者5人まで割引)、「みんなでシニア割」(60歳以上、同74%引き=同行者5人まで割引)など各種割引あり
航空券の予約、購入はFDA公式ホームページから。FDAコールセンターTEL0570・55・0489(午前7時~午後8時)

【助成】
信州まつもと空港地元利用促進協議会は同空港の定期便利用者に「冬季利用促進助成金」を交付している。
加盟する松本・塩尻・大町・安曇野市、池田・木曽町、筑北・麻績・生坂・山形・朝日・松川・白馬・小谷村に居住または通勤、通学している2人以上のグループが対象。11月1日~来年2月28日までの利用で、神戸線は1人当たり往復3000円、片道1500円を助成する。
詳細は協議会事務局の松本市観光プロモーション課TEL0263・34・8307

【時刻表(10月31日~来年3月26日)】
信州まつもと→神戸
10:20発→11:25着
18:30発→19:35着
神戸→信州まつもと
7:40発→8:40着
17:00発→18:00着

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