第一高校食物科卒業記念作品展 個性光る料理披露

松本市の松本第一高校で4日、食物科の生徒による「卒業記念作品展」が開かれた。調理師免許の取得を目指して学んできた3年7組の33人が一人ずつ、味や見た目にこだわって仕上げた料理を、訪れた保護者や在校生に披露した。
3年生は4月から、予算4000円でテーマやメニューを考え、教師からアドバイスを受けながら何度も試作。イタリアンや中華、和洋中のミックスなど、個性があふれる料理が並んだ。
「日常に非日常を」をテーマに和と西洋をミックスしたコース料理を考えた曽根原あかりさん(17)は、「スズキのポワレ」や「牛モモ肉のグランヴヌール風」などを展示。「テーブルは華やかな西洋風にし、料理はソースにみそ、タルトにそば粉を使うなど和の要素を混ぜた」と話した。
「森の中にある高級レストラン」をテーマにビーガン(完全菜食主義者)向けの料理を展示した中澤優花さん(17)は、ビーガン料理は初めての挑戦で、一から基礎知識を身に付けたといい、「大豆ミートやチョコの代用品、スーパーフード(植物系の高栄養価食品)を使い、栄養価を高められる料理にした」と話した。
同科主任の市川龍教諭(39)は「料理に個々の思いが乗せられているのが分かる。これからも食を通していろんなことに挑戦していってほしい」と期待した。
食物科はもう1クラスあり、11月27日に作品展を開催。生徒は卒業と同時に調理師免許を取得できる。