ギャラリー縁縁オーナー 山本宣志子さん「新聞ちぎり絵」初の個展

「画材は新聞紙」。安曇野市穂高有明でカフェギャラリー安曇野縁縁を営む山本宣志子さん(69)は、今年1月に「新聞ちぎり絵」を始めて丸1年。題材も静物から山などの風景画まで幅が広がり、作品は80点を超えるまでになった。来年1月1日~18日、縁縁で初の個展を開く。
きっかけは、1月4日の信濃毎日新聞に載った「新聞ちぎり絵に魅せられて」という記事。奈良県の木村セツさん(92)による味わい深い作品、作り方、SNSで発信していることなどが紹介されていた。「特に注目したのは『絵は大嫌いだった子どもの頃』という見出し。私も同じだったので」と笑う。
以前から新年になると、何か1つ新しいことをしようと心掛けてきた山本さん。「今年はこれだ」と即決。気に入った色が付いた紙面部分を集めた。「色が多い元旦号はとっても役に立った」
特に多く集まった赤系統を使い、はがきにリンゴの絵を貼ったのが1月10日。4月ごろには、せっかく近くに山があるのだからと、そちらの絵も始めた。新聞紙にしわを入れるなどして、膨らみを出す方法も身に付けた。
前日の新聞からカラー部分を大まかに切り取り、色別にファイルするのが最近の日課。「見てすぐ、この部分はこういう絵に使えるな、と感じられるようになった」という。
文字や数字も有効活用。作品「槍と常念」には、紺地に白抜きされた「冬の楽しみ」や「ホワイト」の文字を入れた。「森のフクロウ」は株価欄の小さな数字でグレーの雰囲気を出し、しっぽには「信州を笑顔に」の文字をあしらった。
手法は、普通のちぎり絵と同様、鉛筆で描いた下絵の上に、障子用の糊で貼っていくだけ。「手軽に家の中ででき、しかもエコ。皆さんにお勧めしたい」と話している。
個展は午前9時~午後5時。木、金曜休み。縁縁TEL090・1545・1787