ビルの隙間に新市立博物館 消えた本町通りからの天守

松本城天守がビルの隙間からはっきりと見えた2020年1月の光景(左)と、建設中の市立博物館に隠れた現在

2020年2月1日のMGプレス1面を飾った信毎メディアガーデン(松本市中央2)前の本町通りから見える国宝松本城天守。松本の「トリビア」として話題になるかも―と紹介した。あれから2年。大手門駐車場北側一帯に建築中の新市立博物館の建物が徐々にでき、ビルの隙間から垣間見えた天守はその向こう側に隠れた。
本町通りから天守を望める環境を「歴史的景観」として残そう ― と、有志でつくる「松本城の見える街プロジェクト」が当時、新博物館の設計変更などを市に要望。だが、願いはかなわなかった。
「天守が見えなくなったのは残念」と、同プロジェクト代表でみぞうえ内科医院院長の溝上哲朗さん(59)。「(景観を含む)城下町の整備手法など分からないことは多い。それらをきちんと検証することが松本の魅力を高める」と改めて求めている。