
寅(とら)年の晴れやかな新年。おいしいおせち料理に舌鼓を打つも、ついつい食べ過ぎて「正月太り」が気になる時期だ。走る?腹筋をする?と思っても、ハードルが高い人も多いのでは。心身の健康づくりなどの活動をするNPO法人CFM実行委員会(松本市今井)の講師、古畑やよいさん(46、安曇野市堀金烏川)に自宅で簡単にできる効果的な体操を教えてもらった。
体を動かし、血流をよくすることで、代謝がアップ。リンパの流れが良くなってむくみが解消し、正月太りも改善するという。
「代謝が悪いと、ぜい肉が付きやすくなり、むくむと体が冷え、太ることにつながる。負の無限ループに陥ってしまう」と古畑さん。体操のポイントについて「呼吸が大事。ゆっくり長く吐くこと。マスク生活で、呼吸が浅くなっている今こそ、意識してほしい」と強調する。
正月太りを解消するだけでなく、おなか周りをすっきりさせ、くびれをつくりたい。できればヒップアップも―と、望む人は継続が不可欠。この体操なら、テレビを見ながら、家事の合間に、あまり時間をかけずに手軽にできそうだ。
短期間で付いた脂肪は落としやすく、古畑さんは、「正月明けに、ちょっとだけ頑張って、これが運動習慣のきっかけになれば。そして体を動かすことを、今年の目標にしてみてください」とアドバイスする。
古畑さんが実践!正月太り解消体操

【ヒップアップの体操】
①足を骨盤と同じ幅に開き、足裏を壁に付け、膝を90度に曲げる
②尻をゆっくり上げる。5回
【下腹部と骨盤周りの引き締め体操】
①あおむけになり、足を垂直に上げる
②足を前後に開く
③開脚と前後開きを5~10回繰り返す
【体側を伸ばす体操】
足をクロスさせ、前の足と逆の手を上に伸ばし、上体を反対側に倒す。20秒キープ。左右1回
【ウエストと腹筋の体操】
①足を肩幅より広めに開き、片腕を上げて上体をひねる
②上げた腕と同じ側のかかとを上げて10秒キープして下ろす。左右各1回
【ウエストと尻の引き締め体操】
壁に向かって手のひらと肘を付け、顔を横に向ける。顔を向けた方向と反対の膝を外側に向け、壁に沿って上げ下げする。左右各5回