インストラクターに聞く ダイエットの基礎知識

長引くコロナ禍に加え、例年になく寒い冬…。巣ごもり生活で、おなか周りが気になり、「今年こそはダイエット!」と意気込む人もいるのでは。しかし、急激なダイエットは挫折やリバウンドの原因に。産後太りによる腰痛を機に、1年で10キロの減量を実践し、その体験を伝える「ダイエットインストラクター」として活動する矢島由佳里さん(54、安曇野市明科)に、基礎知識について聞いた。

食事・運動・休養が大切

肥満とは単に体重が重いことではなく、体に脂肪が多く付いている=体脂肪率が高いこと。恥ずかしながら、記者の体脂肪率は、女性の標準を上回る30%超えだ。
矢島さんは、ダイエットには▽食事▽運動▽休養─の3要素が欠かせないとし、それに加え、「痩せたいという意識、痩せるための知識があって、初めて成功する」と強調する。

【食事】
痩せるためには「摂取カロリーが消費カロリーを超えない」ことが基本。そこで、1日に必要なカロリーを算出してもらった(年齢、体重、運動量で異なる)。成人女性の記者で1日1614キロカロリー。予想以上に少ないことに驚く。
炭水化物の過剰摂取は肥満の原因。麺やパン類などは控えめにした方がよさそうだ。好きなアルコールも適量を心掛けたい。一方、筋肉を作るタンパク質の1日の摂取目標は40~60グラム(運動している人はその倍)。脂質に気を付けながら、動物性と植物性のタンパク質をバランスよく取りたい。
主食に食物繊維やビタミンが豊富で低糖質の玄米、五穀米、ライ麦などを選ぶのもお勧め。また、血糖値の急上昇による、脂肪をため込みやすくするインスリンの過剰分泌を防ぐため、「野菜ファースト」など、食べる順番も大事という。

【運動】
筋肉量の減少による、基礎代謝の低下も太る要因で、痩せるために筋トレは不可欠。さらに筋トレ後に、散歩など心拍数が少し上がる程度の有酸素運動が体脂肪の燃焼を促し効果的という。

【休養】
矢島さんは自身の経験から、ダイエットとストレスの関係は「見逃せない」として、ストレスを軽減する質の良い睡眠やリラックスするための「タッチケア」を取り入れることを勧める。中でも、肌に優しく触れるタッチケアは、幸せホルモンのオキシトシンを増やし、心身の健康につながるという。

矢島さんは「太っている時は体調が悪く、うつのような症状もあった。ダイエットで心身ともに健全になり『人って変われるんだよ』ということを伝えたい」と力を込める。
月1回、松本市で初心者向けセミナーを開くほか、個人指導(50分5000円)や「タッチケア」の施術も行う。詳しくはウェブサイト=こちら=から。矢島さんTEL090・3565・5413(ショートメールも可)