【小林千寿・碁縁旅人】#23 新しい生活への準備

2006年2月、ジュネーブ国際モーターショーを訪問した車好きの筆者。ショーはコロナ禍で今年まで3年連続で中止に

免許証と車

3月は、4月からの新しい生活の準備をする時です。幼稚園・保育園の入園、小中学校・高校・大学の入学、会社へ就職、勤めを定年で終える人。それぞれの立場で新しい生活を夢見ている方が多いと思います。
そして新しい生活のために車の免許を取る方も多いでしょう。特に松本市に住むには車の免許証は必需ですね。
私は東京で、両親と同じマンションの中で1人暮らしの許可を得た21歳の時に免許を取りました。そして免許が届いた、その日に車を受け取り、自宅まで冷や汗もので帰宅したのをよく覚えています。
最初の車は「いすゞの117クーペ・ジャスミンイエロー」。その車に乗りたくて免許を取ったくらい、形が気に入っていました。当時の日本車の中では珍しく曲線が奇麗な車でした。それもそのはず、車をデザインしたのはイタリアのジウジアーロ氏。
その後、囲碁普及で海外に行く折々にいろいろな車に乗せていただき、ますます車に興味を持ち、好きになりました。
以後、国内ではいすゞのピアッツァ、ホンダのレジェンド、フォルクスワーゲンのニュービートルに乗りました。
そしてスイス・ジュネーブに住んだ時は、欧州でオートマチックの車は少なくて納車にも時間がかかり、選ぶ余地がなくアウディA3になりました。
ところで日本の運転免許証を持っていれば、申請すると1年間の国際免許証をもらえます。私はスイス、フランスで滞在ビザを取得したので、それぞれの国の免許証を取得しました。それは一生使用でき、その国で身分証明書になります。
3カ国の免許証を持ったのですが、スイスの後に移ったオーストリア・ウィーン、パリでは、東京同様に地下鉄、バスがあり車が必要なく、車なしの生活。また今は、東京、松本でも車がなく、10年以上、車なしの生活です。
車は今でも大好きですが、「コロナ禍もあり自重した環境の中で自分に必要、相応な生活」を優先すると、まだ車に乗れないようです。(日本棋院・棋士六段、松本市出身)