ダンスと教育 可能性広げて

プロダンサー3人 県ストリートダンス普及協会立ち上げ

ストリートダンサーと教育現場が連携し、子どもの心と体の育成を手助けしよう─と、プロダンサー3人が一般社団法人「長野県ストリートダンス普及協会」を立ち上げた。
3人は、「ちびゆり」こと小林悠里(ゆり)さん(34、塩尻市広丘吉田)、「Azsa」こと安威(やすい)梓さん(36、松本市宮渕)と、長野市在住の「CHOPPA↓(チョッパー)」こと真鍋謹良(のりよし)さん(35)。小中学校に出向いてストリートダンスを教えるうちに、教育面でのダンスの可能性を実感したという。
さまざまな活動を通してストリートダンスを知ってもらい、ダンスやインストラクターのイメージアップも図る。

学校に出向き子どもに指導

県ストリートダンス普及協会で代表理事を務めるちびゆり(小林悠里)さんは松本市出身。松本蟻ケ崎高校の部活でストリートダンスに出合い、進学した都内の大学でもサークルでダンスを続けた。4年生の時、後輩2人と出場した大会で優勝し、プロのダンサーとしての道を選んだ。
Azsa(安威梓)さんも同市(乗鞍高原)出身。中学生の時、ダンスユニット「DAPUMP」を見て、ダンスのとりこになった。安曇野市の豊科高校では、友人と一緒にダンス同好会を立ち上げ、その後は東京で腕を磨いた。「ライトフィート」というダンスとの出合いで、プロのダンサーになろうと決めたという。
CHOPPA↓(真鍋謹良)さんは長野市出身。やはり中学生でダンスを知ったが、始めたのは千葉の大学に通い始めてから。ダンスバトル大会で優勝した経験もある。
NHK長野放送局の番組「ちびゆりのおうちでDISCO」と、その続編「みんなでDISCO」がきっかけで、3人は小中学校でダンスを教える機会に恵まれ、子どもたちと直接触れ合うことに。2020、21年と安曇野市明科の明南小学校など7校に出向いて指導した。
子どもたちは、ストリートダンスの表現を通じて、心を自由に解放したり、練習を重ねてできるようになったことで達成感や自己肯定感、充実感を高めたり。「成長を促し、体力向上にもつながる。教育の中で、ストリートダンスが担える要素は多いと感じた」とちびゆりさん。より多くの子どもにダンスを伝えたいと、協会を立ち上げた。

表現する喜び地域を熱く!

身長の低さがコンプレックスだったというちびゆりさん。だが、「ダンスで体を大きく見られる。ダンスがあることで悩みを良さに変換できた。ダンスをしていたから、いろいろな人と出会うことができた」。Azsaさんも「ダンスを通じて表現することで、人の心まで動かせる」と話す。
3人は今後、小中学校や高校、大学、特別支援学校など、ストリートダンスを教える場をより広げていきたいと考えている。教員を対象としたレッスン、教育の現場へ派遣する人材育成なども予定。ダンスイベントの企画運営、スポーツ分野、芸術分野と連携したイベントなども視野に入れる。
ストリートダンスを盛り上げ、ストリートダンスで、地域を熱くする─。そんな「長野モデル」をつくり、信州から全国に広げていくのが3人の夢だ。
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