ホテル玉之湯「つけもの喫茶」で「たくあん名人」表彰

人気投票で上位4人決定

松本市浅間温泉のホテル玉之湯直営「つけもの喫茶」は16日、各家庭のぬか漬けたくあんを来店客が食べ比べ、人気を競うコンテストの表彰式を同店で開いた。県内の19人が22品を出品。予選上位12品による決勝は大接戦で、上位4人を「名人」として表彰した。
人気投票は2月26日~3月13日に実施。来店客約300人が、家庭ごとに個性のある味を食べ比べ、好みの味に1人2票まで投票した。「名人」になったのは30~80代の男女各2人。表彰式には、同市横田2の北沢みち子さん(85)、飯島町の大島しげ子さん(62)が出席し、玉之湯おかみの山﨑圭子さん(63)から賞状を受け取った。
北沢さんは、13回目となる同コンテストで優勝を含めた上位常連者で、周囲からは「レジェンド」と呼ばれる腕達者。まろやかな甘みの奥深い味で、今年も人気を得た。母親譲りの味を基本に、「仕上がりを楽しみに、一人で黙々と漬けています」。発酵菌の勉強にも熱心だ。
大島さんは初出品。歯ごたえがよく、酒かすの風味が後を引く味は義母から受け継いだ。奈良漬けに使ったかすを入れるのが特徴で、夫の謙一さん(68)が育てたダイコンを使った。3~100歳の家族や親戚に喜ばれる味が、第三者にも評価され喜んだ。
北沢さんの情熱に刺激され、「(元々意欲はなかったが)やめられなくなった」と笑う。
他の名人は蛯江治夫さん(同市)、伊藤拓哉さん(茅野市)。今回は、県内産のダイコンを使った秋田名物いぶりがっこ風のたくあんの出品もあり、評価された。