春の松本ランニングフェスティバル2022

ボランティアも奮闘

19日に信州スカイパーク(松本・塩尻市)で開いた「春の松本ランニングフェスティバル(春ラン)2022」。10キロとハーフマラソン(21・0975キロ)の2種目で、県内の男女計742人が完走した。前夜に降った雪が積もり、気温も上がらない中での開催になったが、ランナーは自己記録に挑んだり、コロナ下でも仲間と走る喜びをかみしめたり。裏方のボランティアは、雪かきなどのサポートに力を尽くした。
当日は5センチほどの積雪があったが、実行委員会は午前5時に開催を決定。先に走る10キロの部のスタートを30分繰り下げて8時半とし、その間に大会ボランティアらが陸上競技場内の雪かきをするなど、準備に奔走した。
午前7時の松本市今井の気温は0・4度。出場者の受け付けも担当した松本大陸上部の柳澤結月さん(19、安曇野市三郷温)は「寒いけれど、けがなく安心して走れるようにランナーを迎えたい」と、汗をかきながら雪をかいた。
10キロ女子のトップでゴールした表知史さん(42、松本市島内)は「空も真っ白で北アルプスは望めなかったが、風もなく走りやすかった。開催してくれたことに感謝したい」。
給水ボランティアをした大原スポーツ公務員専門学校松本校(松本市)の佐藤清志さん(19、同市寿北)は、自身のスマートフォンでZARDの「負けないで」を流しながら、ランナーを応援。「コロナでボランティアの機会が減る中、貴重な体験。走者の皆さんにはベストを尽くしてほしい」とエールを送った。
大会は、ランナーにスタート1分前までマスクの着用を義務付け、走っている最中は外したマスクを入れておけるよう、ポケット付きのゼッケンを初めて採用するなど、新型コロナ感染対策を講じた。
実行委員長で長野陸上競技協会理事の白澤聖樹さん(51)は「直前まで迷ったが、多くの人の支えがあって開催できたことに感謝したい。雪景色の中を走り、思い出に残る大会になったのでは」と胸をなで下ろしていた。