松本大松商短大部生が「新村の魅力かるた」制作

「おいしさを秋にとどけるいなほかな」「集落をつないでいるよにいむらのみち」。松本大学松商短期大学部(松本市新村)の学生が、地域の良さをぎゅっと詰め込んだかるた「学生が見つけた新村の魅力かるた」を作り、新村公民館と新村児童センターにプレゼントした。
地域を歩き、気付いた魅力や「宝」を形にして残そう-という取り組み。コロナ禍で授業がオンラインになるなど、思うように進まないこともあったが、分担を決め、読み札と絵札を仕上げた。
非常勤講師の福島明美さん(66)が担当する「地域社会入門」「地域社会活動」を履修する1、2年生計38人が取り組んだ。「新村ウオークラリー」に参加したり、地域を紹介するパンフレットなどを見たりしてモチーフを探した。地域の人とは異なる視点で見いだした新村を、五七五調でかるたにした。
読み札はA5判、絵札はA4判(児童館はA5判)で、1人当たり1~3枚を作った。文字も絵もそれぞれが直筆で、絵は色鉛筆やフェルトペンを使ったりデッサン調だったりと個性豊かだ。なかなか思い付かず苦労したとの声も。新村とは必ずしも直結しない「るんるんとさんぽしているおじいちゃん」などのかるたに、苦労の跡がうかがえる。
今月初旬、牛越悠登さん(20)、小原佑太さん(20)、奥原凜久(りく)さん(20)が、代表して福島さんと共に公民館を訪れ、新村芳男館長(71)らに渡した。「長年住んでいても、あらためていいところがあることを再認識するきっかけになれば」と奥原さん。
このかるたを使い、1月に地元でかるた大会を予定していたが、新型コロナの感染「第6波」で中止に。今後、公民館での展示など活用法を考えていく。
「ちいきかるたみりょくがいっぱいつまってる」。松本大の学生が手作りしたかるたも、地域の「宝」の一つに加わった。