「ライチョウ」について理解を深めよう

信毎メディアガーデン1階ホールで11~17日、「ライチョウをまもる地球をまもる」が開かれます。ライチョウ研究者で信州大名誉教授の中村浩志さん(75、飯綱町)が撮影した写真の展示や講演会などを通し、ライチョウについて理解を深めます。
日本のライチョウは世界最南端の高山で氷河期から生き残ってきた国の特別天然記念物。山岳信仰では「神の鳥」と大切にされてきました。ところが近年、温暖化などの影響で数が減っています。
中村さんは50年以上さまざまな鳥を研究し25年ほど前から本格的にライチョウを研究。2020年からは半世紀前に絶滅したとされる中央アルプスで国のライチョウ復活事業にも参加しています。
昨年は研究のため101日間、高山で過ごした中村さん。写真展は南アルプスや北アルプスなどで撮影した四季折々のライチョウ約60点を展示。ケージを用いてライチョウを守る作業の写真や動画なども紹介します。ライチョウにまつわる歴史や現状、課題を話す講演会も必聴です。また、中村さんと直接話ができる「トーク」の時間も設けます。
ライチョウの魅力や保護活動を多くの人に知ってほしいと企画。オリジナルグッズを販売し収益の一部を保護活動に役立てるほか、4月中旬からは「CF信州」で資金調達も。
「このままでは絶滅するが、今、適切な保全をすれば間に合う。日本文化のシンボルであるライチョウを次の世代に残していきたい」と中村さん。
主旨に賛同した恩田美佳さん(フルート)、市川美穂さん(ピアノ)、押切さちさん(箏)によるミニコンサートも開かれます。
入場無料。問い合わせは「中村浩志国際鳥類研究所」のウェブサイトのメールから。

MGプレスは2日から、写真展の作品の一部を地域面で紹介します。