「平和想う」本並ぶ 塩尻中島書店がブックフェア

塩尻市広丘高出の中島書店は、ロシアのウクライナ侵攻で戦禍の中にある人たちに一日も早く平和が訪れることを願い、戦争や平和に関する本を集めたフェア「いま、平和を想う」を開いている。
ウクライナの絵本「てぶくろ」、チェルノブイリ原発事故で汚染された村を撮った写真絵本「アレクセイと泉のはなし」、戦時下の日本の日常を描いた漫画「この世界の片隅に」、戦争の愚かさを伝え続け、昨年亡くなったノンフィクション作家・半藤一利さんの「戦争というもの」など、スタッフが選んだ約70冊を並べた。
強者のゆがんだ論理を描いた寓話(ぐうわ)絵本「せかいでいちばんつよい国」を薦めるスタッフは「どうしたらみんなが幸せになれるか。今一番考えなくてはいけないテーマです」とコメントを付けた。
社長の中島康吉さん(65)は、未成年で特攻隊に入って生還した、亡父の戦争体験を聞いて育ったという。「毎日映像で流れる悲惨な光景に心が痛む。書店にできることをやろうと、スタッフと一緒に考えてフェアを企画した」と言う。
「読書は人の心を耕してくれる。そこから生まれる私たちの停戦への強い思いは、必ず届くと信じている」と中島さん。フェアは随時本を追加しながら、当面続ける予定という。
営業午前9時~午後10時。同店TEL0263・54・3968