原新田公民館に大人の「夜間中学校」

公民館に、大人のための「夜間中学校」が誕生─。塩尻市の原新田公民館(広丘原新田)は5月から、「いくつになっても学べる」をコンセプトとした、主に夜間の連続講座を開講する。地域在住の人材を講師に、「特活(特別活動)」や日帰りバス遠足なども入れた独自のプログラムだ。
同公民館は昨年末から年始にかけ、公民館を子どもに開放し地域ボランティアが勉強をサポートする、学習支援の取り組みを実施。その際、原新田区長で元小学校教諭の野溝美憲さん(70)と同館主事の宮田幸恵さん(44)が「次は大人向けの企画を」と意気投合、コロナ禍での公民館の役割も考え、この企画が実現した。
前期は8月まで計8日間、隔週土曜を基本に午後6時半から2枠(1枠50分)を開講。英語、国語、理科などの教科の他、親子で参加できる特活として、災害時にも役立つロケットストーブの作り方講座や、動植物観察会を兼ねた一日バス遠足を予定。日本酒の利き酒も計画している。
最大の特長は、元教諭や市職員など、その分野に精通した地域住民が講師となる点だ。初回の7日は、元警察官で長く交通を担当した竹沢誠公民館長(71)。「目からうろこの交通講話&涙活」と題し、車の運転の基本や法律上の豆知識などを伝える。竹沢さんは「警察以外が主体の交通の話は珍しいのでは。自分の知識で地域に恩返しできたら」。
子連れ可能な授業も多く、主事の宮田さんは「人生100年時代で生涯学習が重視される中、生活に密着し有益な知識を、幅広い年代の人に学んでほしい」と話す。居住地は問わないので「原新田の魅力も知って」。
会場は同公民館や塩尻短歌館などを予定、参加費無料(一部材料費の負担あり)、要申し込み。詳細は同公民館のフェイスブック、問い合わせ、申し込みは宮田さんTEL090・9666・0801(ショートメール可)