独自の技法「蝋アート」

3月に横浜市から安曇野市に移住したキャンドル作家でファッションイラストレーターの佐藤敬子さん(52、穂高北穂高)は26日まで、カフェ&ギャラリー安曇野縁縁(穂高有明)で作品展を開いている。イラストと砕いた蝋(ろう)、ドライフラワーを組み合わせた独自の技法「蝋アート」の作品30点弱が並ぶ。
ファッション誌の挿絵を15年以上描いていた佐藤さんがキャンドルを作り始めたのは2018年。蝋の素材を変えるなどしながら、さまざまな色の作品を制作。
そんな中から生まれたのが「蝋アート」。女性の顔をペン描きし、帽子に蝋のかけらや、ドライフラワーをあしらう。丸々とした冬のライチョウの体は白い蝋のかけらをたくさん使って表し、輪郭の一部に黒いペンの線を添える。シカの体は茶系の蝋、目はイラスト風にし、耳は乾いた木の葉、角は小枝─といった具合だ。
冬のライチョウと同じように白くて丸い冬のシマエナガを、スモークツリーで表した巣の上に描いた作品もある。蝋の他に、アクリル絵の具や小枝も使っている。
「自然豊かな場所で物づくりを」と安曇野市へ。5月14日から、「蝋燭(ろうそく)屋Ajito」の名でキャンドル教室を自宅で開く。「できたら、蝋アートのワークショップも」と、夢は広がる。
展示は午前9時~午後5時(最終日は4時)。木・金曜休み。縁縁TEL090・1545・1787