広丘公民館の講座参加者 感想詠んだ短歌集

塩尻市の広丘公民館(三村尚志館長)は、同館が開いた各種講座の参加者が、感想として詠んだ短歌をまとめ、初の歌集を発行した。2020、21年度に開いた「文芸サロン」「古文書講座」などの参加者が詠んだ約180首を収録した。
「わきおこるひぼう中傷たちきれるシトラスリボンいつもこころに」(シトラスリボンづくり教室)、「石の鐘守る住職思い伝わる孫たちへ語り継ぐ戦争は絶対ダメ」(戦後75年平和学習会)、「中学生いろいろな不思議たのしくね分かりやすく教えてくれた」(丘中科学部サイエンスラボ)。
近代歌人を多く輩出した広丘地区で、短歌愛好者の裾野を広げようと同館は5年ほど前から、講座参加者に配る無記名のアンケート用紙に短歌の記入欄を設け、提出を勧めてきた。作品は塩尻短歌館指導員の藤森円さんが講評し、一部を「公民館だより」で紹介してきた。
歌集に収めた歌は、特にコロナ下での講座参加や学びの喜びなどが伝わってくるものが多いという。三村館長は「できれば表彰したいが、作者が分からないため冊子にした。これからも自由な表現を勧め、『千人一首』を目指したい」。
31ページ。100部を作り、希望者に無料で配布している。問い合わせは広丘公民館TEL0263・52・0157